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BASICS

診療の前に、
お金の土台の話をさせてください。

ここにあるのは、医療法人に限らない、経営とお金の土台になる話です。医療法人固有の節税や出資持分の論点はブログ記事にまとめていますので、そちらは分けています。

節税するな。金を借りろ。決算書を愛せ。投資はするな。一見ばらばらですが、4本とも同じことを言っています。順に読んでいただくと、ひとつの線につながります。

決算書改善・資金調達・資産運用・出口戦略の4ステップを順に進める図。決算書改善では決算書の分析、経費の見直し、節税の見直し、医業収入の分析。資金調達では事業計画書の作成、銀行融資と交渉、資金繰りの改善、補助金と助成金。資産運用では資産形成、保険の見直し、MS法人・資産管理会社、リスク管理。出口戦略では事業承継、出資持分対策、売却とM&A、相続。節税は4つのステップすべてを下から支える土台であり、単独の目的ではない。
4本が言っていることを、仕事の順番に置き直すとこうなります。節税は、いちばん下の土台です。

この4本が言っていること

結局、何をすればよいのですか。
ひとつのループを回すだけです。診療で利益を出す → きちんと納税する → 決算書が良くなる → 良い条件で融資を受けられる → そのお金を医院に再投資する。これを繰り返します。
なぜ「節税するな」なのですか。
節税はこのループを止める行為だからです。利益を減らせば決算書は痛み、融資が遠のき、再投資ができなくなります。順番が逆なのです。
医療法人でも同じですか。
土台は同じですが、出口が違います。医療法人は剰余金の配当が禁止されているため、利益は法人に積み上がり続けます。持分あり医療法人ではそれが相続税に直結します。各記事で触れています。

医療法人にしかない論点はこちら(ブログ記事 一覧)→

01 節税するな 節税してもお金が増えない3つの理由 節税をすればお金が残る、という前提が間違っています。1,000万円の利益で試算すると、節税した医院の手元は0円、納税した医院には650万円が残ります。手を出してはいけない節税商品の見分け方まで。 記事を読む → 02 金を借りろ 手元資金の厚さが、打ち手の数になる 借入は悪ではありません。医療機関の資金調達先は理事長個人の資金と金融機関しかなく、手元にいくらあるかが、そのまま経営の選択肢になります。目指すのは実質無借金経営です。 記事を読む → 03 決算書を愛せ 数字は、医院の信用そのもの 決算書は税務署に出す書類ではなく、金融機関や取引先が医院を評価する成績表です。医療法人の場合は都道府県への届出義務もあり、はじめから外に開かれています。 記事を読む → 04 投資はするな 本業に勝る投資先はない 十数種類の投資を経験したうえでの結論です。素人であること、本業に支障が出ること、そして本業ほど儲からないこと。それでも最低限やるべきことは、たった2つです。 記事を読む →

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